第23回 西東京市民スポーツまつり フリーマーケット

普段はオンライン(メルカリ)で販売しているチャリティ・バザー出品商品を、オフラインでのフリーマーケットに出店して販売しました。

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東会の出店スペース。販売するものの量が多くて、収集がつかなくなってしまう。

向台運動場での実施。隣ではスポーツイベントも実施されている。

芝生スペースにフリーマーケットスペースを用意してくれている。

9時30分からの販売開始にも関わらず、掘り出し物を求めて多くの人が朝から集まってくる。

当日は台風が近づいていたが、雨や風もなく終日曇りで過ごしやすい陽気だった。

午前中が一番来場者が多かった。

日時:
2025年10月13日(祝・月)スポーツの日
9時30分〜16時
会場:向台運動場・市民公園グラウンド
(地図詳細)

向台運動場の全体図

フリーマーケットのレイアウト


実績報告

売上実績
(販売数量はあまりに多くのものを激安にて販売したため、カウントできず)

売上金額出店手数料販売手数料自治会収益
¥9,470¥500¥4,485¥4,485

感想文

自治会として、西東京市が主催するフリーマーケットに出店した。
当自治会では、月に一度の自由参加型の地域清掃活動を行っており、その際に住民から不要になった日用品や雑貨などを回収している。かつては清掃後に集会所でバザーを開き、地域交流を目的に販売していたが、準備や片付けの負担が大きく、継続が難しくなっていた。机を並べたり、重い荷物を運んだりといった作業は高齢の参加者にとって負担が大きく、また来場者の多くが「安く買うこと」だけを目的にしており、地域貢献への意識づけにはつながらなかった。こうした状況から、実施側のモチベーションが徐々に低下していった。

そこで、自治会では発想を転換し、集まった品物をメルカリで販売する取り組みを始めた。毎月の清掃活動で集めた不用品を、時間のあるときに少しずつ出品し、団地の倉庫で保管。売れたタイミングで取り出して発送することで、大掛かりな準備や片付けを省けるようになった。地域住民同士の交流機会は減ったものの、「地域活動のための資金を自ら生み出す」という新たな目的のもと、持続可能な取り組みとして定着しつつある。

しかし、メルカリでは販売価格が安すぎる品物の扱いが課題として残った。未使用ではあるが、100円ショップで販売されているような低単価品は送料負担が大きく、採算が取れない。そのため、こうした在庫を処分する目的で、西東京市が主催するフリーマーケットに自治会として出店した。多くの来場者が集まるイベントということもあり、10円や20円といった手軽な価格設定にしたことで、予想以上に好評を得て多くの商品を販売することができた。

一方で、ある程度価値のある洋服や雑貨、家電などはオンライン販売の方が向いていることも再確認できた。オフラインでの販売は「掘り出し物を探す楽しみ」を求める人が多いため、価格設定や出品物の選定に工夫が必要だと感じた。次回以降の出店では、一般価格の1/10程度を目安に価格を統一し、わかりやすく買いやすい仕組みを取り入れる予定である。小売価格が100円相当のものは10円、500円のものは50円、1000円のものは100円とした均一価格にすることで、明確で買いやすい仕組みとなる。さらに、箱に入れて無造作に陳列することで、買う側にとっても“宝探し”のような楽しさが生まれ、売り場がより活気に満ちるだろう。

「地域の不用品を無駄にしない」「活動資金を自ら生み出す」「続けられる仕組みを作る」——この3つを実現できたことは、自治会活動の新しい形を示している。時代に合わせて柔軟に形を変えながらも、地域のつながりを維持する。そんな取り組みが、今後の自治会活動のヒントになるのではないだろうか。